[パンフレット] 353作品

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解説、プロダクションノートはパンフレットの表記そのままで掲載していますので誤字・脱字・旧字・旧仮名づかい等があります。ご了承下さい。

<ア行>

アイアン・イーグル
愛と哀しみのボレロ
愛と青春の旅立ち
愛の嵐
愛の落日
愛欲と戦場
赤いベレー
暁の7人
暁の出撃(1954)
暁の出撃(1970)
暁前の決断
朝やけ雲
あしやからの飛行
あの高地を取れ
あの日あのとき
アパッチ
ア・フュー・グッドメン
アメリカ上陸作戦
嵐の中で輝いて
荒鷲の翼
アリスのような町
暗殺の森
アルジェの戦い
アンダー・ファイア
アンネの日記
アンボンで何が裁かれたか
生き残った二人
生きるべきか死ぬべきか
今は死ぬ時でない
ウインドトーカーズ
ウォー・ゲーム
栄光の戦場
栄光への戦い
映写技師は見ていた
エクスタミネータ
エニグマ
エネミー・ライン
エル・アラメン
エンテベの勝利
大いなる希望
大いなる幻影

男の魂
オデッサ・ファイル
オフサイド7

 

 

エンテベの勝利

1976年12月発行
発行所:松竹株式会社事業部
製作:ワーナー・ブラザース映画会社
定価:300円
A4版24P

[解説]

1976年6月27日(日曜日)テルアビブ発パリ行のエア・フランス機139便がハイジャックされた。乗客245人。
139便はウガンダのエンテベ空港に着陸し、人質と交換に53人のテロリストの釈放を要求した。
ここにイスラエル情報機関のファイルに「サンダーボルト(雷鳴)」という名前で記録されることになる1週間、全世界が注目した1976年6月27日から7月4日までの嵐のような8日間が始まった。
そして歴史上類をみないイスラエル軍による世紀の人質救出・電撃作戦は、その見事さとドラマチックなまでの大成功で、世界中の人々に感動を与えた。この事件はすぐに映画会社の注目を浴び、ワーナー映画をはじめ6社もが製作発表を
し、再び話題をまいた。
そのトップを飾るワーナー映画では、20世紀最大といわれる衝撃的なこの大事件の全貌を、より忠実に再現することに全精力を投入し、15大スターと巨額の製作費をつぎ込み、エンテベ事件の本命版「エンテベの勝利」を完成させた。
主演者と役名は次の通り。
「エルマー・ガントリー」でアカデミー主演男優賞を受賞し、他にも「山猫」「大空港」など数々の超大作でおなじみのバート・ランカスターがイスラエル国防相シモン・ペレスに扮する。
「スパルタカス」「巨大なる戦場」 「アレンジメント」の名優カーク・ダグラスが人質となった娘の父に。
「バタフィールド8」「バージニアウルフなんかこわくない」で2度のアカデミー主演女優賞を受けている大スター、エリザベス・テーラーがその母に。
そして「エクソシスト」で一躍脚光を浴びたリンダ・ブレアーがその人質となる娘を演じる。彼女は「エアポート75」に続いて、この超大作、そして「エクソシスト2」への主演と、出演作すべてが大作という幸運なスターである。
「アメリカン・グラフィティ」「ジョーズ」のリチャード・ドレイファスが、この作品の主人公ともいうべき、突撃隊長ジョナサン・ネタニアフ中佐を演じる。イスラエルはこの救出作戦をヒーローの名にちなんで「ジョナサン作戦」と命名している。
「ナイト・ムーブス」「セント・アイブス」などの名優ハリス・ユーリンが突撃隊指揮官のダン・ショムロン准将。
「地獄に堕ちた勇者ども」のヘルムート・バーガーがドイツ人のハイシャッカー。
「一発大逆転」などの名優ジュリアス・ハリスがウガンダ大統領イディ・アミン。
「冬のライオン」「ジャガーノート」などのイギリスの名優アンソニー・ホプキンスがイスラエル首相イツハク・ラビン。
「日曜日には鼠を殺せ」「飛べ!フェニックス」などの他、監督としても活躍しているフランスの大スター、クリスチャン・マルガンが最後まで人質たちと行動を共にする勇敢な機長役。
「マテロンの悲劇」でアカデミー主演女優賞を受賞している往年の大スターで、最近も「大空港」で元気なところを見せていたヘレン・ヘイズが悲劇の人質ワイズ夫人後。
「おかしなおかしな大追跡」「大いなる勇者」のスチーブン・ギーラッシュがイスラエルの参謀長モルデカイ・グル。
TV界の名優デビッド・グローがワイズ夫人の息子で、後に人質たちのリーダー格となるベンジャミン・ワイズ。
「マイ・フェア・レディ」のセオドール・バイケルが、アウシュビッツの過去を持つ人質の1人ヤコブ。
「グランプリ」「恐怖のメロディ」のジェシカ・ウォルターズが、人質となった乗客ノーミ・ハルーン夫人を演じる。
監督は『ガン・スモーク』などTV界に数々の業績を残し、ヒット作創りのプロと異名をとる大物で、今や世界の映画界がひっぱり出しにやっきとなっている話題の監督マービン・チョムスキー。脚本アーネスト・キノイ。製作ロバート・ガネット。製作総指揮デビッド・L・ウォルパー。
ワーナー映画が総力を結集した超大型の娯楽巨篇である。

[プロダクション・ノート]

★電撃作戦!《エンテベの勝利》
1976年7月4日、アフリカのド真中、ウガンダのエンテベ空港に決行されたイスラエルの人質救出・電撃作戦は、全世界の注目と驚愕を浴びたが、同時に世界の映画界でも一斉に、このドラマチックな事件の映画化にのり出した。だが。いづれにしても内容は変わりようがなく、この争いは早いもの勝ちと言われていた。8月13日、ワーナー映画がイスラエル通産省フィルム・センターのディレクターであるエズラ・サスーン氏との間に、この映画の製作に関し、イスラエルの全面協力をワーナー映画が得たと発表し、公開も77年夏としてスタートを切った。
しかし、その後主演者の出演交渉の難行などからこの事に関するニュースもなくなり、製作はたちぎえたかのように見えた。そのうちに他社の作品の製作がすすみ、77年3月公開予定の作品も出てきた。
そして11月、ワーナー映画は突如、豪華15大スターを揃えた《エンテベの勝利》の77年正月公開を発表した。まさに、電撃発表だった。連日、不眠不休の24時間徹夜撮影が続けられた。これは撮影班を何班にも分け、それぞれの撮影班が、100万ドルクラスのスターのスケジュールを調整して仕事を進めたわけである。もちろんワーナー映画も非常体制をとり、スター・スタジオなど、すべてこの《エンテベの勝利》のために用意した。
超大作「エクソシスト2」撮影中のリンダ・ブレアーも、この作品のために拘束されたし、また撮影途中にウガンダ大統領イディ・アミンを演じていたゴドフリー・ケンブリッジが急死するというアクシデントが起こったが、その翌日にはすでにジュリアス・ハリスが起用され、撮影に入ったと発表されたほど、まさかの事態に対する二重・三重の用意がされていた。
製作体勢も、撮影したフィルムをフル・スピードで現像し、すぐにその結果を見れるようにして進められた。20世紀最大の事件の全貌を描くエンテベの映画化に関しては、電撃作戦をとったワーナー映画《エンテベの勝利》が、タイトル通りの勝利をおさめたわけである。