[パンフレット] 353作品

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解説、プロダクションノートはパンフレットの表記そのままで掲載していますので誤字・脱字・旧字・旧仮名づかい等があります。ご了承下さい。

<ハ行>

ハート・オブ・ダークネス コッポラの黙示録
ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場
パーフェクト サークル
始めか終わりか
パットン大戦車軍団
ハノーバー・ストリート 哀愁の街かど
パラダイス・アーミー
針の眼
遙かなる帰郷
遙かなる戦場
バルジ大作戦
パワープレイ
ハンバーガー・ヒル
ピエロの赤い鼻
ビスマルク号を撃沈せよ!
ヒトラーかく敗れたり
ひまわり
ヒンデンブルグ
ピンク・フロイド ザ・ウォール
ファイナル・カウントダウン
ファイヤーフォックス
フィラデルフィア・エクスペリメント
風雪の太陽
フォレスト・ガンプ 一期一会
深く静かに潜航せよ
武器よさらば
不滅の守備隊
プライベート・ライアン
プラトーン
ブラス・ターゲット
ブラックホーク・ダウン
ブリキの太鼓
ブルースが聞こえる
フルメタル・ジャケット
プレシディオの男たち
平和の谷
北京の55日
ベルリン陥落
ベルリン大攻防戦
ボージェスト
冒険者
ぼくの神さま
誇り高き戦場
北極の基地 潜航大作戦
ホット・ショット
ホット・ショット2
炎628

 

ビスマルク号を撃沈せよ!

1960年6月発行
A4版12P

[解説]

 大戦中、北大西洋で猛威を振るったナチの快速不沈戦艦ビスマルク号をイギリス海軍が撃沈するまでの血のにじむような苦心と壮烈な海戦を描く、イギリス作家C・S・フォレスターの実話小説「ビスマルク号最後の七日間」の映画化。脚色は「誇り高き男」のエドマンド・H・ノースが当り、イギリス出身の若手の新鋭監督で「善人は若死する」を手がけたルイス・ギルバートが演出した。製作は「不敵な爪」を出したジョン・ブラボーンである。ブラボーンは一九二四年ロンドン生れの貴族で、岳父は提督マウントバッテン伯爵であるが、四九年に映画入りした変り種である。五七年に彼はマーシャム・プロダクションを設立した。マーシャムという名称は彼の生れ枚郷ケント州マーシャムからとった。
 撮影監督はクリストファ・チャリスでイギリスで撮影された。
 主演者は「SOSタイタニック」、「三十九階段」のケネス・モア、「再会」、「大戦争 のダナ・ウィンターとウィーン出身のカール・モーナーで、他に「SOSタイタニック」のローレンス・ナイスミスやチェコスロバキア出身のカレル・ステパニック等が助演している。

[プロダクション・ノート]

映画のビスマルク号完成まで
 映画の中のドイツ戦艦ビスマルク号を造ったのは美術監督アーサー・ロウソンである。この人は、さきに Battle of the river plate という海戦映画の美術監督をした人で、とくに軍艦に関する該博な知識をもっている。
 ロウソンは、この映画のシナリオを読んでからイギリス軍港ポーツマス、海軍省、戦争博物館、図書館などを廻り必要な資料を集めた。とくに参考になった書物はラッセル・グレンフェル海軍大佐が著わした「ビスマルク号のエピソード」とウィル・バートホールドが書きのこした「ビスマルク号撃沈」であった。
 ビスマルク号の外観は写真が残っているから問題はなかったが、その内部の様子はわからなかった。ロウソンはドイツにも照会してみたが、艦内の様子を知る助けとなる記録も写真も手に入らなかった。
 ビスマルク号の乗組員の数は二五〇〇名であったがその中生残者は一〇〇名足らずであったという。ロウソンは元機関兵だった生残者の一人で、目下イギリスのある全社に勤めているW・ルストというドイツ人に会い、艦内の模様を知ることができたが、ナチの提督ルットエンスが入っていたケビンの内部の構造は遂にわからなかった。しかしロウソンは肋手を通じて予傭役のハリス海軍少佐に会うことができた。少佐は終戦の際ドイツの軍港や軍艦の接収に当った人で、ドイツ軍艦の内部に詳しかった。少佐はドイツ軍艦に備えつけてあったデッキ・ランプ、海図、書物、写真、制服なども提供してくれた。
 沈没直前のビスマルク号の甲板上の凄惨なシーンの撮影はポーツマス洪に擱坐しているイギリス軍艦の残骸上で行われた。ビスマルク号の艦橋が直撃弾を受けるシーンや操舵室が魚雷を食うシーンはステージ内のセットで撮影された。またイギリス戦艦フッド号の轟沈やビスマルク号の最後のシーンには、ミニアチャーが使用されたことは勿論である。
 製作者ブラボーンはこの映画撮影のためイギリス海軍から戦艦バンガード号空母ニューカッスルをふくむ軍艦を数隻借り受けた。戦艦バンガード号は映画の中でビスマルク号、空母ニューカッスル号はアーク・ロイアル号として活躍している。